スポーツにおいて重要視されている体幹

昨今、スポーツをするうえで筋トレよりも注目されている「体幹トレーニング」 成長段階であるジュニアにおいては特に取り入れるべきトレーニングだと思います。

ここでは筋トレと体幹トレーニングの違いや必要性について説明していきます。

体幹とは?

体幹は、運動をする時の身体のバランスをとるために使う最初の筋肉で、軸を安定させることが第一の目的となる身体の内側の筋肉を鍛えることを指します。

この筋肉(体幹筋)が弱くなってしまうと、運動する時の体のバランスが不安定になってしまい、最大パフォーマンスの発揮が出来なくなってしまいます。

筋トレは身体の外側の筋肉を鍛えて筋持久力や力強さの向上を図るものです。

身体の深層部のインナーマッスルを鍛える体幹トレーニングに対し、筋トレでは身体の表層部にあるアウターマッスルを鍛えるトレーニングになります。

ジュニアアスリートが体幹トレーニングを鍛えるメリットとして、イメージ通りに体を動かせるようになり技術の習得、またケガの予防につながっていきます。

体幹が弱く姿勢が悪くなると、体幹の動きが悪くなるだけでなく手足も動きにも制限が出てきます。

自分の体を十分に動かせないというのはスポーツにおいても日常生活においても、大変不利になってくるため、体幹トレーニングが注目されているのです。

野球につながる部分

野球は非常に体のバランスが大事な競技になります。

ここ最近は野球のプレーに活かすためのトレーニングとして、上半身だけではなく、下半身や体幹なども鍛えることが多くなりました。

特に野球は足を地面について行うプレーが多いため、地面からもらう力(床反力)を上手に利用することで、自分の筋力にプラスしてより大きなパワーを発揮することにつながります。

野球とは筋トレや体幹トレーニングをして筋肉を大きくして固めてからするのではなく、いかに今まで鍛えてきた筋肉をなめらかに細部まで動かすことが出来るかが大切なスポーツになっています。

打撃にしても投球にしても一つだけの動作ではなく一つ一つの細かい動作を繋ぎ合わせる複雑な動きをしなくてはなりません。

体幹部分は姿勢の維持や、動きを支える土台、そして運動軸としての役割を担います。体幹部分が弱く頼りないと、姿勢が崩れることによって投球フォームが乱れ、運動軸がふらつくことで自分が思ったような動作と実際の動作にズレが見られるようになります。

体幹は野球選手のみならずスポーツや運動動作において重要な役割を果たすので、弱い体幹を強くするために腹筋・背筋などを中心に強化することになります。

そしてもう一つ考えなければならないのが体幹の可動性です。

柔軟性といってもいいと思います。

柔軟性が高くないと速い球を投げることが出来ないことにくわえて、腰や肉離れなどの怪我の原因になります。

柔軟性は、野球そのもののパフォーマンスを上げ、怪我防止にもつながる重要な項目の一つです。体幹の筋群を強化し、安定性が増したとしてもそれがスムーズな動きを妨げるようであれば、野球のパフォーマンス向上には結びつきません。

体幹を鍛える、強化することはもちろん大切なことですが、それと同時にしなやかな動きを実現させるための可動性を意識したエクササイズを選ぶ必要があります。

皆さんがよりわかりやすいのは体幹部分のストレッチではないでしょうか。

体を前後屈させたり、回旋動作を行ったり、肩甲骨の動きも含めて体幹部分をよりしなやかに動かすためにも、体幹の強化とともに可動性を高めるためのストレッチなどをぜひ意識して行いましょう。

なぜ小中学生からトレーニングを行うのか?

小学生や中学生の時から体幹トレーニングや筋トレをする事で「成長を止めてしまうのではないか」「体を痛めてしまうのではないか」このような不安を保護者の方はお持ちだと思います。

たしかに大人のような激しいトレーニングを行うと、効果が出る前に体を痛めやすくなります。

しかし、身体にあった正しい筋トレや体幹をする事によって成長は止まる事なく、むしろ身体の成長をサポートしてくれるというメリットがあります。

特にこの6〜15歳の間はゴールデンエイジといって、トレーニングしたことが全て成長に繋がると言っても過言ではないほど成長が見込める時期です。

春山式体幹トレーニングでは、インナーマッスル強化に加え柔軟性向上にも注力し、選手一人ひとりの最大能力を引き出します。子供の成長に伴ったトレーニングをしていきましょう。

現代病ストレートネック

現在、子供の約2人に1人はストレートネックだといわれています。

ストレートネックとは、長時間うつむいた姿勢でゲームやパソコンをし続けると猫背になり、本来カーブを描いている首の骨がまっすぐになった状態を指します。

子供だけでなく、日本の成人の約80%がストレートネックまたはその予備軍だといわれるほどに浸透している病気です。

それが原因による首や肩の張り、背中の痛み、肩こり、頭痛やめまいを引き起こし、日常生活にも影響を及ぼします。 姿勢の乱れからスポーツパフォーマンスや自律神経の乱れにも影響が出るため、背骨を伸ばし、首肩回りのストレッチをするといったケアもお伝え致します。ストレートネックを解消し、パフォーマンス向上に努めましょう。

春山監督の体幹の在り方

野球塾において、前半30分に体幹トレーニングを取り入れるようにしています。

近年、他のどのスポーツにおいても注目されている「体幹」、体の幹と書くように身体の中心、お腹周りの筋肉を指しています。

お腹周りには支える骨が背骨一本しかないため、体の作りが不安定になっており、体幹はそれを安定させる役目を担っています。

また、身体が安定することでコントロールができるようになり、怪我防止にもつながります。 そのため、筋トレよりも最初に体幹を鍛えることが注視されつつあります。

相撲取りの身体

100kgを超える相撲取りは高い土俵から転がり落ちても、怪我をすることがほとんどありません。

それは日々の練習時、股割りや柔軟を入念に行うことで受け身をしっかりとること、関節を柔らかくし、衝撃を怪我の外に逃がせる身体作りをしているからです。

これは相撲だけではなく日常生活やどのスポーツにおいても活かせるのではないかと思い、練習に取り入れたのがきっかけです。

最近の子供はスポーツする子もそうでない子も身体が硬い子が増えてきて、怪我も多くなってきていると思います。

毎日お風呂上りや練習時に柔軟をして、怪我をしない身体作りが必要です。

春山式体幹トレーニング

春山監督のもと行われる体幹トレーニングでは、怪我の防止に加え、野球においての投・走・打の上達につながっています。

速いボールを投げる力、それを打つ力、早く走る力、どれも体幹を鍛えることで成長する、いわゆる身体の土台作りです。

更に柔軟も取り入れることで、それがより強固なものになっていくと考えています。

チームでも、練習に取り入れて柔軟を必須で行うことにより、中学生の怪我が大幅に減り、中学生を出た高校でもすぐに起用される選手が増えました。

スポーツにおいての技術力も、体幹や柔軟という土台を固めることで身につくものだと考えています。

見学・体験随時受付中!

お申込・見学のご相談などお気軽にお問い合わせください。

練習場レンタル

<

雨天のチーム練習や自主トレ・バッティング・体幹トレーニングに。 どなたでもご利用頂けます。お気軽にお問い合わせください。

室内レンタル料金

1時間2500円~